スクラムプロダクトオーナー研修を受けるぞ!
2011年10月20日(木)、21日(金)に行われるスクラムプロダクトオーナー(以下:CSPO)研修を受けることにしました(サイトはこちらのページ。右側がCSPO)。
私はもともと営業としてクラスメソッドに入りましたが、そこは小さな会社で慢性的に人手不足ということもあり、仕事内容の実態としてはプロジェクトマネージャーの色合いが強く、PMPを持っているわけではありませんがPMBOKについてはそれなりに頭に入っていますし(だからといって抜き打ち質問とかやめて)、プロジェクトマネジメントに関する書籍はけっこう読み漁ったこともあり、そこそこの知識と控えめな経験はあると思います。したがって、私の土台になっているのはプロジェクトマネジメントであると考えています。
プロジェクトマネジメント計画書をしっかり作成して、その内容をステークホルダーで共有してプロジェクトを立ち上げて運営していくというのは悪くないのですが、いかんせん経験不足もあって上手くいかないこともありました。そんな折、とある不確定要素満載プロジェクトでアジャイル型(アジャイルとは一言も言わなかったけど)の計画を策定しました。これは課題も多く残りましたが、プロジェクトに対するアプローチとしては良かったのだと思います。タイムボックスをしっかり決めて、小さくリリースすることで、プロジェクトに潜む炎上の可能性をなるべく小さくしていく。締切りが頻繁に来るので苦労が多かったのは確かですが、頻繁にお客さまに受け入れチェックをしていただけたので、ある意味、精神衛生上は健康的だったと思います。
そういったこともあって、プロジェクトをなんとか制御するための考え方やコツみたいなものはなんとなく掴めてきたのですが、いかんせんプロジェクトの方向性については曖昧な理解のまま仕事をしていました。何を目的としたプロジェクトであるのか。アジャイルの原則でいうところの「顧客にとっての価値」への理解が足りず、本当に自分はお客さまの期待に応えられているのかという自分に対する疑いです。
(残念ながら、この疑いを持ったころにはプロジェクトの現場から離れてしまったのですが…)
「顧客にとっての価値」をどのようにデザインするべきか。以前から要求開発アライアンスの勉強会にはちょくちょく通っていたのでビジネスアナリシスについてはなんとなーーく雰囲気だけは掴んでいるつもりでした。またクラスメソッドが請ける仕事の多くがUIの実装に関わるものであったため、自然とユーザーを中心とした考え方やプロジェクトの計画の仕方は身についていたし、それを起点にUXデザインについて強い興味を持っているのだと思います。
BA、UX、アジャイル。いずれもこれからのITシステムやソフトウェアの開発において必須となる概念や手法ですが、それぞれ一つだけというよりは複合的に取り組んだときに素晴らしい効果が得られるのではないかと考えています。しかしどのような手法や技術にしてもそうですが、単一のトピックを紹介する情報は数多くありますが、組み合わせたものになると途端に少なくなります。複合技は実際に自分たちでやってみるしかないのです。
しかし、たまたま見かけたスクラムの資料で気づきを得ました。スクラムマスターとスクラムプロダクトオーナーという役割は、これらを有機的に結びつける可能性を持っているのではないだろうか? そして私が必要としている知識やスキルはプロダクトオーナーなのではなかろうか?
幸いなことに、2011年10月20日、21日にプロダクトオーナー研修が行われるということを知りました。
しかも今回の講師を担当されるジェフ・パットンさんはアジャイルとUXデザインの複合を実際にやってこられた方です。これはちょっとスケジュール(および懐)的に無理があっても行くしかないだろうと…。
そういえば半年くらい前に牛尾さんがこの研修を大絶賛されていたことも思い出しました。やはり行くしかないだろうと…。
そうは言っても自分でも研修についていけるのか不安だったし、どういった内容なのかわからないので、受講経験のある人に聞いてみたり、下記のサイトに目を通しました。
私は技術も英語も得意ではありませんが、プログラミング言語に依存する内容ではなさそうなことと、通訳の方もいらっしゃるということなので、思い切って申込みました。
で、なんでこんなエントリーをツラツラ書いているのかというと理由は単純で、一人で受けに行くと確実にぼっちになるので誰か一緒にいきませんか? という話です。
はーぁ、長い前フリだった(笑)
申込みはこちら
http://www.agilergo.com/registration-cspo-jeffpatton
それと私は参加できなさそうですが、前後に開催されるスクラムギャザリングも面白そうですよ! http://www.scrumgatheringtokyo.org/sgt2011/